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キュアトゥモロー

不思議な赤ちゃん・はぐたんの真の姿。
未来世界で活躍したプリキュアの一人であり、他のメンバーと共にクライアス社を倒し未来を守るべく戦っていた。
未来を育む存在である「マザー」の力を受け継いでおり、彼女が倒されることは時間が止まることに直結するため、クライアス社から狙われていた。
他メンバーが倒されクライアス社に囚われるが、「プリキュアは決して諦めない」という仲間達との約束や決心もあり、彼女に感化されたハリーによって牢獄から脱出。
マザーの力を使って他にいるプリキュアの元へ向かうため、過去の世界へと向かう。

その結果、体は赤ん坊に変わってしまい、マザーの力を使い切ったミライクリスタル・ホワイトはその輝きを失ってしまう。
さらに未来世界と現代世界が繋がった影響なのか、転移の瞬間に現代世界がわずかに時間停止した。
だが、はな・さあや・ほまれ・えみるの4人だけはこの時間停止現象の影響を受けなかった。
彼らこそが「止められた時間を再び動かす」という使命を担う新たなプリキュアの資格を持つ者であった。
一方、プリキュアが全員いなくなったことで未来世界はクライアス社の計画が発動して時間を止められてしまう。
だが、クライアス社にはマザーの力を宿すミライクリスタル・ホワイトを過去へ持ち去られたことへの懸念があった。
「未来」を育む女神・マザーの加護を完全に消し去らない限り「未来を消し去った」とは言えない。マザーの力を宿したプリキュアは時間を再び動かす奇跡を起こす可能性があるのだ。

クライアス社は西暦2018年のあざばぶ市に支社を建設し、この時代のどこかに存在するミライクリスタル・ホワイトを回収する業務を開始した(キュアトゥモローが赤ん坊になってしまったことをクライアス社側は知らなかったので、彼らも情報ゼロからの探索となっている)。
こうして物語は幕を開けた。

ハリハム・ハリーとの関係

かつてハリーは同族を救うためにドクター・トラウムと契約し、生体兵器の被験体としてクライアス社に囲われていた。
だが、故郷の滅亡によって未来に深く絶望したことでトゲパワワが過剰暴走してしまい、理性を失って目に付くものを手当たり次第破壊する化け物と化した。
手を焼いたクライアス社に拘束され幽閉されていた時、単身クライアス社に乗り込んでアスパワワの力でハリーのトゲパワワを抑え込み人間性を取り戻してあげたのがキュアトゥモローである。

トゥモローは「過去の苦しみをなくすことはできないが、明日を一緒に作ることはできる」と言い残し去っていった。
ハリーはこの時からずっとトゥモローのことを気にかけるようになり、トゥモローがクライアス社の捕虜になった時は彼女を助けるために寝返った。

ハリーのトゥモローに対する思いについては「恋愛感情」である。
一方キュアトゥモローがハリーに対してどういう思いなのかは不明だが、ハリーはトゥモローに自分の思いを伝えたいと願っており、そのためにはぐたんの姿になった彼女を元に戻そうと奮闘している。

遠い未来では…

トラウムの発明品「未来へ帰るくん」によって、はぐたんはハリーと共に未来世界へ帰っていった(はぐたん達が帰るのは単純な未来の世界ではなく、はな達の活躍によって「クライアス社が存在しない歴史」へと分岐したためパラレルワールドである。つまり、二度と交わることができない別の歴史の流れへと帰還した)。

……そして、時は流れ2030年のとある世界では、アカルイアス社の社長・はなの出産日と平行する形でその日における仲間達の様子が映し出されている。
そんな中、キュアトゥモローは遠い未来世界ののびのびタワーでハリーと共に佇んでいた。
トゥモローは何かに気づいたかのように空を仰ぎ、「ママ…」と呟く。
すると、どこか遠くから赤ん坊の泣き声が聞こえた。

2030年の世界では、はなに赤ん坊が生まれていた。その子は、はぐたんと瓜二つの顔をしていた。