わたてん☆5が幼稚園を舞台に繰り広げるふんわりほっこりコメディ。
これはみやこがまだ、子供の頃のお話。
みやこには、もうすぐ下のきょうだいが生まれる。
彼女はベビーベッドにたくさんのぬいぐるみを寝かせ、ぬいぐるみを抱っこしてあやす練習をする。
「早く逢いたいなぁ…」
そして、遂にみやこの元に待望の妹・ひなたが誕生した。
母・千鶴にあやされても、ひなたは一向に泣き止まないでいた。
千鶴「みやこも抱いてみる?」
みやこは勇気を出してひなたを抱いてみる。
すると、ひなたがすぐに泣き止みジッとみやこを見ると途端に笑い始めた。
みやこは笑顔になり、そして…
「わたしがお姉ちゃんだよ、ひなた」
「みゃー…みゃー……」
みやこはベビーベッドの上いるひなたに優しく手を伸ばし、ひなたはみやこの指を握る。
「みゃー!」
「ずーっと、仲良くしようね…」
かくして、星野姉妹のにこやかな物語が幕を開けた。
そして11年後…。みやこ22歳の春。
「むくのき幼稚園」で保育士として活躍していたみやこの物語が再び幕を開ける。