くまのプーさん。
15年前、私の体が全麻痺になって入院していた時、クマのプーさんのぬいぐるみを2体、
母が病室に持ってきてくれました。
私はひそかにそれを、自分の子供たちに見立てていました。
プーさんのぬいぐるみを見ながら「いつかここの病院から出てやるぞ」と心の中で、
闘志が湧いてくるのを感じました。
無事1年かかって麻痺は治り、退院しました。
そして15年経った今、平昌オリンピックで羽生結弦選手が金メダルを獲った時、
スケートリンクにあふれるほどのプーさんのぬいぐるみが投げ込まれたのを見て
ふと、「15年経ったんだな」と昔のことが走馬灯のように、頭をよぎりました。
今でも、私の家の玄関にそのプーさんは、飾ってあります。
就労継続支援A型事業所 (株)grow up 利用者H.I