私は十年ほどの引きこもり歴があるのですが数年前より福祉システムに助けられて少しづつ社会とのかかわりを深めていくことができています。

Grow-upにお世話になりだして定期的な収入を得ることができたので一人暮らしを始めようとしましたが大変でした。福祉サービスの受給者としての私は「お客様」扱いです。制限も少々ありますがそれ以上に配慮されることによって得られるものの方がかえって多いです。Grow-upのメンバーとなってからはつくづくそう思います。

不動産仲介業者から見た私は「お客様」であると同時に「契約者」でした。立場の強弱はあっても契約の上では公平でした。「自分の名前」で責任をもって動かなければならないことがたくさんありました。私と仲介業者と管理会社の契約の周りにも動くシステムがたくさんありました。水道、ガス、電気、鍵、各種保険、NHK(未契約)―――。「なるほど、これが『社会』か……」

新しい生活様式を手探りで模索する日々で、多くの人が以前のようにマスクをつたままです。「元の生活には戻らない」ということを受け入れているように見えます。これからは「変化」そのものが短い期間に連綿とつながっていくように思います。その流れの中で私も対応していくことによって学び続けて、自身の成長につなげてまいりたいです。

就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者Y.I