秋風が冷たい
Grow-upの近くの、大正通りと明治通りの交差点のビルの一つに外気温を教えてくれる電光掲示板が設置されております。9月になったばかりの朝は「35度」でしたがそれから十日後には「25度」でした。涼しくなりましたが私の知らないところで状況が少しづつ、つくられている気がして戸惑いを憶えました。冷たい風には気をつけたいです。
Grow-upにお世話になって半年が経ちました。私は今、今の今、プログラミング言語Pythonのプログラマーになりたくて仕方ないという心持ちですが、腕が足りず執念だけが募る日々です。
「半年間で何ができるようになっただろうか……」とも思いふけりますが、一つだけ自覚できるのは「タッチタイピング」は上達しました。同時にPythonの構文のいくつかが頭で思い出すより早く指で書き出すようになっています。頭で考えるより先に正しく確実に自然に体が動くのが「技術者」なのかなぁ、と思います。
「頭で分かった気になるだけでなく、3回から5回ほど同じことをやってみて」とはかつて私に教えた講師たちが伝えた事です。指の記憶と言いますか、体に憶えさせるということがプログラミングにも重要です。彼らから離れてしまった後で「プログラマーになりたい!」と渇望した日々でやっとそれを理解出来たのは皮肉です。
今はただ執念をもってひとつの課題に取り組む日々ですが、どうか、私の知らないところで私がプログラマーになったという状況が少しづつ、つくられていて欲しいと願っています。
就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者 Y.I