Webアプリケーション設計のやり方
私は今まで設計が済んだ案件でプログラムをすることが多かったです。作りたいものがある程度固まっている状態や設計書がある状態からプログラムを実装していくことが大半でした。
しかし今回は作るものを自分で設計しなければなりません。やってみたかった設計なのにいざやろうとすると上手く出来ないということが分かりました。この業界では設計と実装は分かれていることが多いです。今迄あまり機会に恵まれなかったので未熟なのが原因だと思っています。
設計をするためのツールはエクセルが使われることが多いです。SEお得意のエクセル方眼紙のような設計書は今までよく見る機会がありました。しかしエクセルでは画面遷移を表すことができないので最近ではXDを使うことが多くなっているようです。今回はXDで画面設計を行っています。画面の設計と画面遷移の設計を同時にできるため非常に便利です。
設計をしていくと膨大な画面が必要であることが分かってきました。簡単に見積もっても現時点で分かっている画面数80数画面×3日(1画面3日)としても240日以上かかってしまいます。一人で巨大な物を作ることは普通はやりません。4、5人で一斉に作るという様な作り方がオーソドックスです。そうしなければ時間がかかり過ぎるからです。しかも80画面分のデザインを当てるという工程も残ります80画面分デザインをしてHTMLをシステムに当て込まなければなりません。
仕様の参考にしているサイトは老舗で10年以上運営しています。巨大で重厚です。そのサイトの仕様を拝借して機能をかなり削ってスリムにしてもやはり巨大なままです。
この巨大な仕様を元に一人でプログラミングするとなると優先順位をつけて機能を取捨選択しなければならないかもしれません。しかし削ってしまうと単純すぎるアプリケーションになってしまう可能性もあります。社長に相談したところ、このプロジェクトはサイドプロジェクトになってしまいました。気分転換にやりたければやるみたいなプロジェクトです。他のプロジェクトにアサインされることが決まり残念なようなほっとしたような不思議な感覚に陥りました。就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者 M.S