ススキの季節

9月といえば、十五夜。
夜に中秋の名月を楽しんでいる面々もいるでしょう。

特に、お月見のお供え物に欠かせないのがススキです。
秋の七草で「オバナ」と呼ばれるススキですが、古くから茎が中空になるススキには神が宿るといわれていたそうです。
また、「鋭く切れる葉が魔除けになる」「まだ収穫前の稲穂の代わりとして飾る」などの言い伝えがあります。

日本では河原や高速道路の脇などでよく見かけるススキですが、欧米では最近「オーナメンタルグラス」としてススキが大人気です。
ススキの穂が上がるのは9月〜10月ですが、穂が上がる前の草姿がとても美しくコンパクトにまとまって乱れにくいという管理面での手軽さが人気の理由だそうです。

ススキはスマートな葉が曲線を描いて枝垂れる姿がとても美しく、観光ガーデンではナチュラルな雰囲気のグラスガーデンにて圧倒的な存在感を示しています。

あまりに身近にありすぎてススキに注目したことのない私は「世界にはさまざまな品種があるんだね」と知識欲がだんだん募っていきました。
今年も美しい月を眺めながら、ススキについて少し思いを巡らせてみたいです。

就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者C.Y