最近話題の働き改革について
最近小泉氏が働き改革で残業時間の緩和でもっとみんな働いて裕福になりましょうと言っていますが、残業分の対価がちゃんと支払われるか疑問です。
二十歳の時にオーストラリアでワーキングホリデーでガラス工場で働いていた時、工場の炉を止めると再開するのにかなり時間がかかるので、常に、炉を止めることができませんでした。
それでだれか休むとその人の代わりに、誰かがもう8時間埋め合わせで続けて働かないといけませんでした。合計16時間です。
16時間働いて、往復通勤2時間、食事や家事など合わせて残り3時間ほど寝て、また次の日通勤するのが、週2,3回ありました。若かったので出来ていたと思います。
大体そういうオーバーワークは有色人が補っていました。しかしそれに対して、十分の対価がありました。余分に働いた分は残業代給料2倍、休日出勤も給料2倍、為替率が良かったので、20歳で日本円で約百万円月に稼いでいました。
それと雇用改革についてでも疑問があります。オーストラリアでは、カジュアルワーカー(気ままに働く人)、パーマネントワーカー(半永久に雇用される人)、カジュアルワーカーは非正規雇用でいつでも解雇されます。その分生活が安定しないので給料が1.25倍支払うという法律で保護されていました。
日本では逆に非正規雇用者と正社員の賃金の格差激しいです。いま日本で討論されている残業時間をもっと増やして働いて裕福になりましょうと言っていますが、政府はそれに見合った雇用待遇案をはっきり議論していません。
雇用改革で流動的に働こうといっていますが、流動的に働く分、精神的にも、体力的にも疲弊して、幸せに働いていけるとは思いません。自由に働いて、それに対して見合う賃金を法で定めれば、ありだと思いますが、まずないと思います。
まだやりきれない思いがありますが、長文になったので閉めます。
就労継続支援A型事業所(株) Grow-up 利用者 TK