よこすか海軍カレー

「カレーライス」が家庭に普及したルーツは旧日本海軍にあると言われています。
「神奈川県横須賀市」は日本で食される「海軍カレー」を新たに「よこすか海軍カレー」と名付け、 横須賀が「カレーの街」であることを宣言しました。

起源は明治初め頃、海軍・陸軍軍人最大の死因は「脚気(かっけ)」でした(原因は白米中心で栄養バランスの偏った食事)。
後の海軍軍医総監・高木兼寛は「脚気」の予防法として模範としていたイギリス海軍の兵食を参考に軍の食生活改善を行ったところ、脚気は以前よりも激減しました。

この兵食のメニューの中にカレーシチューがあり、それをご飯に合うようにアレンジしたものが「カレーライス」のルーツだと言われています。
その後、故郷に帰還した兵士たちによって全国に広まってゆきました。

その後、1998年に横須賀で海上自衛隊横須賀地方総監お別れパーティーの席上で総監から「呉市と舞鶴市の肉じゃが本家争い」の話題が沸き上がり「"カレー発信の地"として地域の活性化をはかってみては」という話に発展。これを受けて市役所・商工会議所、海上自衛隊が共同で調査を開始し翌年「カレーの街よこすか推進委員会」が発足しました。

また、海上自衛隊では毎週金曜日にはカレーライスを食べる習慣があります。

長い海上勤務や遠洋航海では外洋の景色が変わらず決まった曜日に勤務が休みとなるわけでないためなくなってしまう曜日感覚を正すために、金曜日に各艦船でカレーライスを提供する習慣が生まれたのです。

現在、この習慣は船上勤務に限らず全ての部署に広がり、金曜日にはカレーがメニューに組み込まれるようになったのです。

横須賀が由来となった「カレーライス」の良さを、今日の人々に知ってもらい「カレーライスの魅力・カレーライスを通じて広がる友情の輪」を実現していきたいです。

就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者C.Y