日本シリーズ
今年の日本シリーズは、3位からセリーグのCSを勝ち上がってきた横浜と、パリーグを順当に勝ち上がってきたソフトバンクの対決だった。
福岡に住んでいると隠れキリシタンのような扱いを受けるが、幼少期関東にいた経験やネットの影響もあって私は横浜ファンである。
日本シリーズに上がれたのは素直にうれしかったが、4タテ回避で御の字、罰ゲーム、ぶっちぎりで優勝したソフトバンクにはまったく敵わないと思っていた。
案の定、一戦目二戦目は有原モイネロの強力先発陣に抑え込まれて完敗した。
三戦目。楽勝ムードのソフトバンクは横浜をなめていた。コーチは横浜の先発東に対して、「パリーグにはもっと上の選手がいる」と発言。
悔しかった。言われた当人たちはこれの比ではないほど屈辱的だったろう。彼らは絶対に勝つという執念を燃やした。
そこから彼らは負けなかった。解説に前監督の中畑清を迎えた、王手をかけた第6戦。彼の遺産である桑原や筒香が躍動した。彼らは2017年の日本シリーズでもソフトバンク相手に悔しい思いをしている。それを晴らすかのように打った。
そして日本一になった。中畑清は泣いていた。彼やラミレス、三浦監督の撒いた種が咲いたことを実感し、見ている方は感慨深い思いでいっぱいだった。
横浜は確実に感動を与えた。ソフトバンクのファンには申し訳ないけれど、横浜を好きでよかった。そう思えた。
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