動物の食べ物と生き様の話です。

ひつじっているじゃないですか。ひつじのショーンの「羊」なんですけど、動物の。

あれって本当に「草だけ食べて生きていけるのかなぁ〜」と思ったことありませんか?

wikipediaの「草食」の項目に色々のってました。草だけで全然オッケーみたいです。それどころか彼らの食べる草などは人間が「カロリーの供給源」として利用できないほど栄養がないのです。つまり「カロリーゼロ」の食べ物で生きていけるんですって。すごい。

もっとすごいのがシロアリで、完全に死んでしまった植物(建材など)を齧って糞を出したらそれも食料として食べてしまうらしいです。繰り返し糞を出して…食べて…。で、最終的に「二酸化炭素と水」になるまで分解してエネルギーを取り尽くしてしまいます。羊もシロアリも体内に共生する小さい生き物(腸内細菌)の力を借りてこのようなことが出来るのですが、シロアリの方が徹底的な感じがしますね。シロアリ1匹は1日0.05mg食べるだけで生きていけるそうです。

「虫はなんかすごいよね…」と思っていたら腸内細菌の力を借りずに「大量に食べる」ことで生きていこうとする虫もいます。

それがアゲハ蝶なんかのチョウの幼虫です。特にサナギになる直前の大きな幼虫は一枝分の葉っぱを丸裸にするほど食べます。虫も色々です。

チョウの幼虫はただ食べるだけって感じですけど「いつか空を飛ぶんだ!」とか考えるんでしょうか。自分の確固たる意思、意識のようなものがあるんでしょうか。

意識があるとしたら……

卵から孵ってずっと、ずっと葉っぱを食べていて「俺はこのまま食べるだけでいいんだろうか…」とか思いながらも、それしかできないからやはり悩みながらもずっと食べ続けて……。

ある日一瞬だけ「空を飛び回ってる景色」が見える。そして「ああ、こうなるべきなのか」と思う。

そのとき、どんな事を考えるでしょうか。

自分にとって実現不可能な目標に向かって努力するのは虚しいですが、その努力によって「あれ…これ上手くいくかもしれんな…」という感じになったとしたら?

嬉しいのと淋しいのと両方思います。

そのとき目標を達成するのは「実現不可能だった自分」ではなくて「実現可能になった次の自分」だからです。

だからこそ今は努力するしかなくて、サナギの直前のチョウの幼虫はその淋しさの中でさらに葉っぱをむさぼります。願わくは「次の自分」には望むままに天空を駆け巡って欲しいです。

ちなみに「むさぼる」というのをみてみたい人は「油山・もーもーらんど」の餌やり体験(1回100円)をご利用ください。

ひつじたちがシュレッダーのように草を食べる様を目の当たりにできます。

就労継続支援A型事業所(株)Grow-up 利用者 Y.I